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『CURE』

黒沢清監督『CURE』を観た。とても満足、解説込みで。

先日書いたか忘れたが、ポン・ジュノ氏のお薦めとのことだったから気になって。

以下内容。











この、ダメなんだけど救いのある終わり方。最近だと『ミッドサマー』か。好き。

とはいえ解説をあれこれ読む前だとあまりわかってなかった。伝道師になってたこととか。

異世界行きみたいなバスの車内と廃病院が出てくる終盤から、壊れていくというか現実が曖昧になってく雰囲気は好みのもの。
「女房は俺の重荷だ!!」
ブチ切れる役所広司。刑事高部。『渇き』に到るものを感じる。
家庭にフラストレーションを抱えてるのは王道と思いつつ、やはり良い。まして仕事の内外にもフラストレーションがあり、だから佐久間との友情はある種異様なものとして見ることもできる。お前しかいないんだよ〜。
うじきつよしはややぎこちなくも端正な髭面。解説の中に、彼の同性愛的指向の指摘があってヒザをウった。


長回し多いよね!とか、音楽はあまり使わないよね!とか。
最初のタイトルのシーンなんかは陰惨な状況に反してどこかコミカルなBGMでヤバい作品が始まる予感をさせてくれる。


(なんでそんなヤバそうなやつ家に入れちゃうかな〜)
からの、小学校教員なりに色々抱えているバックグラウンドを理解すると少し納得してしまう。


みんなフラストレーションを抱えている。
極端な癒しとして、発生源の排除がある。
(高部の巨大なフラストレーションは社会全体にまで及んでいる、という才能。なるほど)


猿のミイラの意義は、かなり細かく考察してる記事があり、それなのかな?と。猿の生体実験の話。


黒い水、の系譜としてコーヒーが出てくるという見方。


短くまとまってるのがすごいと思う、高部が生肉を投げるあたりからエンドロールまで時間的にはかなり短い。主要な人物が3人ほどポンポンポンと死ぬ。
最後心地良くステーキを食いきり、珈琲と煙草を嗜む至福。好き。


間宮は最高にムカつくやつの筈が、段々彼にムカつく感覚の方がおかしい気がしてくる。フラストレーションと、それにフタをしている自分に気がつくような。


思い返すとたくさん解釈し甲斐のありそうなことが浮かぶ。多分また観るだろうな。黒沢監督だったり、関連作品たったり、これを機に色々?

・洗濯機とクリーニング屋は理解
・猿のミイラについてはもう少し調べたい
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テーマ:邦画 - ジャンル:映画

昨日はガルパン!

昨日は友人とガルパン最終章第3話を観てきた。
久々に会うネタとしても良い機会だった、住所の間も取って立川にて。ちなみに爆音上映の映画館に行きつつ通常上映を観たのがかえって玄人みあった。

以下ネタバレ等。







カチューシャ〜〜〜〜〜。

まず何より、散っていった戦友たちよ。

3話良かったんだけども、良かったんだけども……、
どうしても欲を言いたくて。今回の内容ならもう2倍は尺が欲しかった……。つまり、他校の3試合が、仕方ないとはいえ、あっさりしていて、うっうっ。
アンツィオプラウダサンダースの活躍はもっと観たかった。つらい。

あと、試合前の掘り下げはもう少し欲しかったのも正直な話。いや欲張り好きですけども。
後でOVAこないかな……。



とはいえ熱かった。ジャングル夜戦は良い。襲い掛かる知波単よ。
あんこうチームのポジションチェンジは燃えるし、今後の伏線にもなりそう。
そう伏線、あんこうさえ倒せば〜みたいな攻め方、まさに次回のテーマやし。梓の覚醒に期待(全国民の総意)。
ウサギさんチームが観てた映画なんやっけ?調べよう。

陽動をやるエリカ。名前が新たに判明した黒森峰キャラ。
卒アルを利用して本名明かされるのもニクイ演出でした。自動車部の下の名前は海外女性レーサーだとか?
名前が明かされるだけでもグッとくるのは、この作品の巧いとこだと思う。

そう!ルミは継続OGなのかな???だとしたらまた、熱いよね。確認しなきゃ。

歌がなかったか、たまねぎの歌、ラバさんときて、今回は。

シモヘイヘちゃ〜ん。
しかし大洗、雑に奇襲され過ぎのような、雪ダルマはあれアリなん……アリだよな、ガルパンだとよくある気がする。


残り3話。
次回は継続戦メインで、他校の試合も頭だけ?聖グロ黒森峰戦は寧ろまる一話の価値あるので頼む。
第5話はインターミッション的掘り下げと聖グロ黒森峰戦ガッツリやってからの決勝頭くらいで頼む。いやうん、もっと作って〜〜。
(現実的なとこだと、マンガかゲームでもっと深めてほしかったりもする)


継続戦はどうなるか。
ルミ経由でミカの正体は明かしてほしくありつつ。
流石に大洗に勝ってほしいので、やはり梓の覚醒で指揮官代理として。桃ちゃんの覚醒は特に期待してない(笑)
エルヴィンにはうまく補佐してほしいですよね。


あ〜〜〜〜〜〜。
次の回の頃、俺何してるのだろうな。健康で生きよう。


戦車本当はもう2輌くらい欲しいよね……。ありすの転入とかでうまくその……。



今までで一番手に汗握る回だった気がする。知波単戦が熱かったのもあるし、他校の試合は番狂わせあってもおかしくない流れだったわけだから。くぅぅ〜〜〜。

とりま色々調べてきます。

テーマ:ガールズ&パンツァー - ジャンル:アニメ・コミック

エヴァ、かんそう

映画を観たからには感想を書くのが作法というもの。
多少なりネタバレになるので行を空けます。



らららー。



らららー。




らいふごーぞーん。





感想。
前作観たのも劇場で9年前?とにかく予習はガバガバだったけど、どのみちこれついていけるものじゃないよね?雰囲気を楽しむというか。

子どもが大人になった的なテーマだと俺は感じた。なんたって、視聴者も、監督も多分。
・何よりミサトさんがお母さんなのってなんかめちゃめちゃ重くない?そうでもない?
・トウジはお父さん、委員長はお母さん
・ケンスケも、父を語るし、実質アスカのお父さんみたいになってて
・アスカの、あのときシンジのこと好きだったんだと思う、でももう大人になっちゃった、みたいなセリフも
何より
・もう聖書から引っ張ってきたようなカタカナにときめかなくなった自分が、でも、これがエヴァだよなって温かく見る目
・戦闘シーンも、なんかメタな表現も、セル画も、そうそう、存分にやりな、っていうこの気持ち

そしてきっと庵野監督も、エヴァを作り始めた頃(?)からはもうずっと大人になってんやろなと、それでも最後まで遂に、完成させてくれたことに何か感謝と経緯が。

・渚指令が気になって仕方ない気がする
・最後の大人シンジが神木隆之介ボイス?
・というか最後の男女の組み合わせが、なんかこう、逆に好き、いや好きとか嫌いとかじゃなく、ヨシ
・宇部、山口県?
・マリがすべてなんとかしてくれるというのが新劇場版の救いなのかな
・レイはかわいい、永遠にかわいいな、シンジを好きなのは構造的なものであってもやっぱレイはいいな
・スーパーゲンドウを成長したシンジが普通に倒す
・約束の展開ではあるがゲンドウがしょうもねえ、しょうもねえけど美人の嫁を貰う男
・これ、もう親になった視聴者と、未だあの頃のままの視聴者で、いや何も言うまい、つらい
・ユーミンなぁ
・宇多田ヒカルって前から歌ってた気もするけどまあとにかく宇多田ヒカルっていうのも時代を感じる
・飯を食わないシンジを唯一叱る爺さんがなんかこう、爺さんとしての仕事
・今回のシンジ君は周りの圧倒的な寛容さに遂に絆されたんだったか
・梶さんが大仕事をする描写って以前にあったんだっけ?マジで憶えてない
・マヤもおばさん枠か
・ハチャメチャなメカというか船たちはもう何もわからん
・聖書っぽいカタカナと同じくらい、軍艦の名前っていうのも、艦これとかを通過して、ときめく特別な単語ではなくなった
・とにかく神っぽいものに槍を刺すことで何か変わるという風潮

終わったんだなぁという感慨深さが何よりも。小学校の思い出、中学校の思い出。大学一年の頃。新社会人の頃。

・配布の紙も面白い
・もうわけがわからないということを作る側もわかってるから用語だけ整理されたあの紙
・用語だけでもちょっと恥ずかしくなってくるほどの


これからたくさんの解説と考察があるのだろうか。多少は見るだろうけど、理解したいのでなく見届けたかったこの気持ち。
子どもが大人になった、時間が経った。見届けた気はする。

テーマ:新世紀エヴァンゲリオン - ジャンル:映画

『パルプ・フィクション』

ときには葛藤も大事か。
映画や小説の話をするのってときに難しくて。

一定の評価を得ている作品て、自分にはイマイチだったなあというときに、言葉をうまく組まないと『ただのわかってないひと』扱いをされがちで、そんなものは気にする価値もないがしかし、ないに越したことはないのだ。それでいて感想を書くのは自分に必要なことなのである。



というわけで、個人的にはイマイチだった。多分出会うのが遅すぎた。


大きな理由は、(そもそもタランティーノって今まで観てないか、そういえば)作品で描かれるカッコよさ、というかダサカッコよさ、クールでありキュートであるカンジ。これが何か、見飽きたものなんだよなぁ。はいはい、どこか憎めないワル、いいよね〜。

やたら語る殺し屋のサミュエルLジャクソン。いいね、いいけど、なんか見飽きたキャラクター。俺が見飽きてるものっていうのの元こそ、パルプフィクションなんだろうけども。

音楽。音楽いいよね。ただ俺は勉強不足かな。

トラボルタが踊る。そうね、大事ね。


時系列の構成。いいよね。これまた悲しいのは、こっちが先で、メメントやマルホランドドライブが後なわけだが、俺は先にそっちを観ていて。

他作品のつながりとかは、知らんわ。そもそものところ、この作品はあくまでタランティーノファンの為の作品にも思える。ジミーもいいカンジだったしね。


小説でいうとハルキスト的な、俺からすると出会うのが遅すぎた原典(?)みたいな。高校の頃に観てたら心酔してたかもな〜って。


心臓に注射ぶっ刺す前後のドタバタとかは、好きだったな。
ギャングのボスはなんか好きになれなかったな。
チェーンソー持ったときよかったな。カタナに持ち替えたときは、まー、うーん。そうね、と。


なわけで、ここからすべきは、その後の『パルプ・フィクション』リスペクト作品は何で、そのうちの既に観たものを思い出して、ナルホドと口にするところだろう。
あと『レザボアドッグス』辺りは観るべきなのかな。


そんなカンジでした。多分もう一回観たらもう少し楽しめる気がする。

『ラストエンペラー』


映画を観たらすぐ感想を書く、という気概も廃れがちで、観てから1週間程経ったような。
敢えてそれを年跨ぎで投稿するのはロックかもと思い敢行。

そんな『ラストエンペラー』、ベルトルッチ監督。
(ぶっちゃけると大島渚なような気がしてたのって自然だと思うが如何か?龍一的に)





基本的に悲しい話だけど自分の好きなタイプの、構成だった。

またか、となるだろうけど、遠藤周作感。

時系列が行き来して、結末はもともと分かっている。
主人公溥儀はとことん、純粋で愚かで弱い。
性への執着は弱めだったけど。
西洋人から見た東洋人、みたいな構図もどこか共通の味かも。
戦時の暗い史実、という要素も。


多分なんだけど、満州の人って、顔立ちはあまり中国人っぽくないんだろうなと。溥儀が見た目の国籍曖昧なイケメンでいいよね。
そして音楽良いよね、というよりは音楽の方を散々先に聴いていたせいで、あーこのシーンなんだーみたいな。rainとかね。

コオロギね。よかったよね、切ない。

王妃が、見覚えあると思ったらツインピークスの人でね、そこもニヤリだったよね。

溥儀が愚かで、というところ。聡明な面も描きつつ、日本を利用しようとして結局屈するところ、身分を失ってからも弟をこき使ってしまうところ。二人の奥さんも、幸せにできず。
そこがいいよね、時代の犠牲になった聖人とかじゃなくて、醜く足掻いた人間らしさのような。

アヘンの描写とかね。アヘン進めてくるのがすごい顔のスパイの日本人で、まあ笑うよね。



好みの映画だった。二時間半超えだったはずだが長く感じなかった。
とはいえ暗い作品が気持ち良いこのところの流れは、悪くないけど、明るい作品も観たいな。

テーマ:映画感想 - ジャンル:映画

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ヒゲ

Author:ヒゲ
ヒゲです。
概ねゆとり世代なのでゆとり世代カテゴリーで書いております。
矛盾を減らして暮らしていくのがモットー。
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